科学者にしかできない、
人助けの仕事がある。
人間の身体は60兆個もの細胞でできている。それら全ての細胞に分化できる幹細胞―ES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)などーの機能を再生医療に応用するコンセプトは、21世紀の医療において一つの柱になるといわれる。素人目には未だ黎明期だが、細胞レベルの基礎研究は予想以上の速さで進展を見せ、幅広い領域で臨床応用への道筋が見えつつあるという。その中で、服部が取り組んでいるテーマは“心筋再生”である。幹細胞から心筋細胞を作り出し、機能低下・不全に陥った心臓に移植し、蘇らせる。画期的な治療の実現へ向け、要となるいくつかのピースはすでに手の中にあるようだ。






















