仕事と家庭生活を両立させることを、英語ではJuggling(ジャグリング)というそうです。曲芸のように手際よく巧みに、とまでいわなくても、子育てと仕事をいいバランスで両立させるためには、折り合いをつけなくてはいけない現実があります。
吉田 いま育児休業中なのですが、お休みする前から、長く休むと情報についていけなくなるんじゃないかと不安でした。職場を離れているというだけで取り残される感じがして。でも実際何かできるかというと、自分の勉強に使える時間なんてほとんどないんです。
左手 私も長期間お休みして大丈夫かなというのは考えましたし、今でも不安はあります。1年近く仕事を離れて、復帰したとき感覚を思いだせるかなとか。
吉田 ブランクを取り戻して、さらに新しいことを勉強していかないといけないから、復職後はもっと大変かもしれないですね。
武藤 私は男性社員の育児休業第一号だったんです。期間は1ヶ月でしたが、チームのメンバーに迷惑をかけるなと、少し気兼ねするところはありました。でも、職場に戻ってみると、自分一人がいないくらいで業務が滞るようなことは全くなくて、ホッとしつつもちょっと複雑な気持ちでしたね。
高橋 僕も、自分がいないと仕事が回らないかなと思っていたのに、全然問題なく回っていました。手を打てることは前もってやっておいたし、周りの人たちがよくフォローしてくれたので。拍子抜けするくらいすんなりと戻れました。
左手 女性は子どもが産まれると生活がガラッと変わるので、職場に復帰しても今まで通りにはいかないと思うんです。以前とは異なるペースでの仕事のやり方を見つけないと。
吉田 やはり子どもが小さいうちはできるだけ育児に時間をかけたいので、毎日定時に帰るとか、あるいは短時間制度を利用することになると思います。限られた時間の中で自分の納得のいく仕事をこなせるかと、心配になってきます。
高橋 うちは妻も少し前に復職したのですが、一日が本当にあわただしい。僕も保育園に子どもを迎えにいくため定時より早く帰りますし、帰宅後も家事と育児にかかりきりで。
武藤 たぶん、どこかで割り切らないと無理がくると思う。今はプライベートも仕事もバリバリやる時期ではないと。納得するまでには少し時間がかかりますが、現実に直面してすったもんだしているうちに、どこかで「今はこれでいい」と割り切れるようになって、少し違う心持ちになれるのかなと思います。
吉田 研究はやろうと思えばいくらでもできる仕事だから、余計にやりくりが難しそう。がんばりすぎるとすぐに限界がきて毎日が辛くなってしまいそうで。
武藤 今は自分の時間がなくて焦っているかもしれないけど、もう少しして気分に余裕ができれば、生活にもメリハリができて、時間の使い方が見えてくるんじゃないかな。仕事に関しては、研究職はもともと裁量制で業務を自分でコントロールすることができるし、ちょうどいいバランスの生活ができてくると思う。
高橋 アスビオはお手本になる女性の先輩が周りにたくさんいるから、心強いですよね。
吉田 そう、とってもパワフルなスーパーかあさんが!子育てって大変だけど、逆にエネルギーになるみたいです。




























